メモ帳
ライフログ
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連休の一日、懸案になっている家具を見るため、女房とショップ巡りに出かけた。
まず訪ねたのは恵比寿にあるアルフレックスのショールーム。 ここには私がずっと前から好きなソファ、マリオ・マレンコがデザインしたその名も「マレンコ」がある。店に入るとすぐに展示してあるのを見つけ、早速座ってみる。 このソファには脚がなく、クッションを組み合わせて直接床に置いたようなデザインがいい。以前座ったときに固いと感じたクッションは、あらためて座ってみるとほどほどに弾力があり快適だった。一方サイズに関しては、背が低いのはよいが、奥行きが大きく、そこがわが家の空間には少し大きすぎるかもしれないと感じた。 もうしばらく悩んでみることにしてカタログだけもらい、次の目的地へ。 次は外苑前のインテリアショップhhstyleへ行く。 ここは建築家がデザインした椅子などをたくさん扱っていて、女房が愛用しているイームズのシェルチェアもここで買った。今日の目的はダイニングテーブルに合わせる椅子探しだ。 店の中をひとまわりして見た結果、候補に挙がったのはジャン・プルーヴェがデザインした「スタンダードチェア」。スチールの脚に木の座板(背板も)という組み合わせがわが家のテーブルと同じだし、スチールの塗装色に黒、木部分にダークオーク(濃い茶色)を選べばわが家の色調(鉄の黒皮仕上げと木部の茶色の塗装)ともよく合いそうだ。 難点は造形にかなり特徴があること。一目見てジャン・プルーヴェとわかるこのデザインが、どちらかというとニュートラルな感じを目指しているわが家には強すぎるのではないかと思われた。 以前マルニ木工で見たハッリ・コスキネンの椅子とどちらがよいか、これももう少しゆっくり考えてみることにした。 家に帰って早速段ボールで「マレンコ」の大きさを再現してみる。 女房と話し合った結果、わが家の居間にはやはり少し大きすぎると判断。現状(無印良品の脚付きマットレスをソファ替わりに使用)のまま、もうしばらく様子をみることにした。 一方、椅子のほうは、ジャン・プルーヴェの「スタンダードチェア」ではやはり目立ちすぎると考え、ハッリ・コスキネンの椅子を採用することに決定。 連休明けに注文しよう。 #
by tomandkaro
| 2012-05-04 19:00
| ショップめぐり
せっかく茶室をつくったのに、時間がなくて使わないままひと月以上が過ぎてしまった。
5月に入り、ほんとうは炉の季節は先月で終わりなのだけれど、遅ればせながら炉に火を入れることにした。 まず炉のまわりに新聞紙を敷き、畳を汚さないようにしながら灰を入れる。五徳を据え、釜を仮置きして高さを調整。最後に炉縁をはめて準備は完了。 むかしお稽古でやったのを思い出して下火をおこし、炭を入れて(正式の茶事ではないので枝炭は省略)しばらく待つとちゃんと火がおこってきた。 釜をかけて湯を沸かし、たまたま遊びにきた女房のお友達にお茶を点ててふるまった。皆で茶室に座ってお茶を飲んでみると、なんだかとても落ち着いた気持ちになり、やっぱり茶室をつくってよかったなあと思ったのでした。 #
by tomandkaro
| 2012-05-03 19:00
| その他
引越し当初から女房に言われていたこと。
「床にワックスを塗らないとね」 そう、フローリングの保護のためには使い始める前に一度ワックスがけをしておくのが望ましいのだ。じつは竣工の前、工務店のOさんがワックスがけをしてくれようとしていたのだが、女房のこだわりで自然素材のものを使いたいという理由であえてそれをことわった。その後女房が見つけてきたのは、小川耕太郎∞百合子社の「未晒し蜜ロウワックス」。原料は蜜蝋とエゴマ油とのこと。 さて、引越しから1か月、やっと落ち着いてきた週末に、一気にワックスがけをしてしまうことにした。 用があって女房が出かけてしまったため、ひとりで作業(キッチンや洗面などの水まわり、後から塗れないベッドの下は先に女房が塗っておいてくれました)。半固形のワックスをスポンジで伸ばして乾いた布でふき取る単純作業をひたすら繰り返すと、床が艶を帯びてなかなか美しく仕上がっていく。意外に楽しいものである。 2日かけて家中の床が塗りあがり、なんとなく生まれかわった感じになって嬉しかった。 #
by tomandkaro
| 2012-04-22 19:00
| その他
壁・天井、そして床フローリングの塗装と、多くの方々のご協力のおかげで完成したわが家。
感謝の気持ちを伝えるとともに出来上がった姿を見ていただこうとお披露目の会を催すことにした。名目は花見の会だったのだけれど、世の中の桜が満開なのに比べ、わが家の目の前の山桜はまだ3分咲き(ちょっと残念)で当日を迎えた。 そんななか武蔵野塗装団のメンバーをはじめ、われわれにこの部屋を紹介してくれたIさんの友人で同じマンションに住むKさん一家やNさん親子など、たくさんの方々が集まってくれました。 感謝の気持ちでおもてなしする会のはずが、みなさんから素敵なお祝いの品を次々といただいてしまい、かえって恐縮。それでもみなさんがくつろいでくださったようなのを見て、すこしほっとした気持ちに。子供たちは茶室がおもしろいらしく、階段を上り下りしたり、炉に体ごと入ってみたりと自由に楽しんでいる姿がとてもほほえましく、そして13人(子供含む)もの人が入っても大丈夫なくらいに広くなったわが家に感慨深いものがありました。 みなさんまた遊びに来てくださいね。 #
by tomandkaro
| 2012-04-07 19:00
| その他
先週終わらなかった塗装などの作業のため、昼過ぎにOさんが職人さんを連れてやってくる。
今日の予定はクローゼットのパイプなど鉄の部分と玄関のたたき(モルタル仕上げ)にクリア塗装をする作業、茶室の腰板取付け(これはOさん本人が担当)、エアコンの配管の金具取付けなど。空調屋さんは遅れて来ることになっていて、まずは塗装作業を職人さんがふたりで手際よく進めていく。 クリア塗装についてはじつは結構悩んだのだ。なぜなら、今回のわが家では原則塗料は自然素材のものにしていること、全体にできるだけ木やコンクリートなどの素材を生かすようにしていることから、自然素材でなく、しかも鉄の素材をコーティングしてしまう(汚れ、錆防止が目的だが、仕上りはつるっとしてしまいそう)クリア塗装がわが家のコンセプトにそぐわないような気がしたからだ。 悩んだ末、茶室の床框と腰壁は自然な風合いを残すために塗装はしないことにし、同じくダイニングテーブルやベンチの脚も鉄の素材感を重視して、もし水気のものをこぼしたらすぐにふき取る、多少の錆は逆に味わいと考えるという考えのもと、塗装はやめることにした。結果、クリア塗装の範囲は玄関の上がり框やクロゼットのパイプなど最小限にとどめることになった。 下塗りが終わっていったん休憩になったところで、帰ってきた女房と交代し、あとは任せて外出。夜帰ってきてみるとすっかり出来上がっていて、これで3か月余におよんだ工事がついに完了となった。 もう住んでしまっているので今さら大きな感慨というのはないのだけれど、それでもやっと工事が終わってほっとした気持ちになりました。 #
by tomandkaro
| 2012-04-01 19:00
| 工事
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