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マンション購入とリノベーションの記録
by tomandkaro
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メモ帳
ライフログ
竣工検査
いよいよやってきた竣工検査の日。カメラや三脚、チェック用の図面などを用意して女房と現場へ出かける。現場に到着し、ドアを開けると…。

先週とはすっかり見違える姿でわが家がちゃんと出来上がっていた。
造作家具が塗装され、キッチンのステンレスカウンターが付き、洗面所の水栓や苦労して手に入れたフックが付き、茶室には畳が入って、完全に家の姿になっている(扉の一部がまだ製作中でついていないけれど…)。

できばえは素晴らしいのひとことだった。
こんなにうまい具合に出来上がるとは、今日この姿を見るまでは想像していなかったのだ。家具の塗装の色が少々薄い(これはあとで指摘)けれど、それ以外は文句のつけようがないくらいいい按配に仕上がっている。女房を見ると、どうやら思いは同じらしく、とっても嬉しそうである。われわれのアイデアをもとに作ってもらったダイニングテーブルとベンチもすでに出来上がっていて、これがまたとてもいい感じに仕上がっている。女房はとくにこの家具の出来映えに感じ入ったらしく、「こんなにうまくできるとは思わなかった」と何度も言っていた。

さて、検査だが、まず先にチェックしてくれていたHから、指摘事項と対処方針を説明してもらう。工務店からは今日は社長とOさんが一緒に立ち会ってくれている。指摘事項は細かな修正指示がほとんどで、引越しまでにはとくに問題なく修正が完了する項目ばかり。
Hから説明を聞きながら、気づいたところを指摘していく。スイッチプレートの色の違い(これは待機していた電気屋さんが即座に取り替えてくれた)、給気レジスターの取替え(樹脂製を金属製に変更)、畳のサイズ違い(何故か炉の位置と畳の切り欠き位置が微妙にずれている)などを指摘。

ところが、先ほど書いた造作家具の色が薄い件を指摘した途端、Oさんの顔色が変わった。
家具をすべて塗りなおすと大変に時間がかかり、引越しに間に合わないかもしれないというのだ(塗装が終わらなくて今日の検査も延期になったのだから、確かに大変なのだろう)。しかしこちらは色見本も渡しているし(見本と比べると明らかに薄い)、聞いて見ると塗料は一度しか塗っていないと言うし(使っているオスモカラーの塗料は2度塗りが標準仕様。だからフローリングは2度塗りした)、これはやってもらわないといけない。Oさんはちょっとつらそうだったが、これはきちんと指示事項にあげてもらうことにした。

これでひととおり指摘が終了。今日予定していた引渡し手続きは、工事がまだかなり残っているため金曜日に延期することにし、Hは用があるので帰っていった。Oさんもしばらくすると事務所に戻っていき、われわれだけが残って、私は念のため造作家具の寸法確認(無印良品の収納ケースに合わせて寸法を決めていたりするので、チェックは重要)、女房はベッドの下部分の床にワックス塗り(引越しでベッドを置いてしまうと塗れないので)。

ところが、ここであってはいけないことが発覚。なんと本棚の棚の高さが、すべての段で指示していたのより約1センチずつ小さいではないか。
ここは大きな本を入れるためにわざわざ棚の高さを大きくするよう指示したところなのに、それが反映されていないのだ。かなりショックである。
しかしこれはほぼ壁全面の棚、冷静に考えてあと一週間でつくり直すのは無理だろう。悩んだがOさんとHに電話し、残念だがこのまま受け取るしかなく、そのかわりそのぶんの代金は払えないというふうなことを伝え、あとは両者で対応方針を協議してもらうようにお願いした。

さっきまでの嬉しい気持ちが半減してしまい、お腹も減ってきたので、予定していた写真撮影もそこそこに現場を出た。
竣工検査_d0228484_1215449.jpg
なんとか完成したわが家。感無量

# by tomandkaro | 2012-03-11 19:00 | 工事
竣工遅れる
お昼ごろ、現場を確認に行ったHから電話。

大量にある造作家具の塗装に手間取り、工事が思うように進んでいないという。そもそもHの現場確認の日取りじたい、昨日の予定が工事の遅れで今日になったのだ。明日朝に予定していた施主竣工検査はとてもできる状態ではないらしい。仕方ないので一日遅らせて日曜日の朝にセッティングしてもらうようHに依頼した。

楽しみにしていたのにちょっと残念。ものごとはなかなか思うようには行かないのである。
# by tomandkaro | 2012-03-09 19:00 | 工事
所得税控除
すでにご存知のとおり、わが家は中古マンションのリフォームなのだけれど、そのデメリットの話。

年度末を迎え、確定申告の時期がやってきた。昨年の年末に、ローンを組んでいる銀行からローン残高の証明書が送られてきており、確定申告の時期に税の控除申請をするときに使うのだということがわかったので、そのことを気にしていた。

国税庁のウェブサイトで申請書類が作成できるので、早速つくってみたのだが…。
書類の作成要領をよく読むと、購入したのが中古物件の場合は、
1)建物完成が取得の日以前25年以内であるか
2)そうでない場合は建物の耐震性能を証明する書類(「耐震基準適合証明書」または「住宅性能評価書」)の添付がないと控除は受けられないという。
わがマンションは1975年竣工で1)の基準は満たさず。さらにマンションの管理会社に問い合わせてみたところ、耐震補強工事は行なったものの2)の証明書は取得していないという。しかも証明書は2年以内に発行されたものでなければならず、かつ購入後に発行されたものは無効らしい(つまり今から作成してもらっても有効にはならないということ)。

もし控除が受けられれば結構な額(ローン残高の1%)になるのだが、泣く泣くあきらめざるを得なかった。

みなさん、中古マンションを購入されるのなら、建築年と耐震性の証明にご注意を。
# by tomandkaro | 2012-03-08 19:00 | その他
引越準備すすむ
今日は朝からJCOM(新居ではケーブルテレビを使うのだ)の人が来て、契約の手続き。
次は不用品買取りの業者が来て、不要の家具などを持っていってもらう。
そうこうしているうちに今度は近所のブックオフから人が来て、要らない本を持っていく。持ち帰って査定し、あとで値段を教えてくれるという仕組みだ(あとで電話があり、101冊で1万円以上の値がついた。優秀である)。
ほかにも後輩がゴルフセットを受け取りに来たりと、引越しに向け次々とものごとは進んでいく(進めていかないといけない)のです。
# by tomandkaro | 2012-03-04 19:00 | その他
最後の現場打合せ
現在のわが家のエアコンは新居の茶室で使うことになっていて、今日は朝から空調屋さんが家に来てエアコンを取りはずし、現場へ運んでいった。
われわれ夫婦はそれを見届けてから現場へ。今日は引き渡し前最後の現場打合せなのだ。

現場へ行くとさすがに佳境らしく、今日は職人さんがたくさん。見るとミーレの洗濯乾燥機の据付が終わっている。洗面所が狭いので大変でした、と職人さん。スミマセン。

まずは待ち構えていた材木屋さんと打合せ。以前茶室の木材を倉庫まで見に行った、あの松戸の材木屋Nさんである。
頼んであった炉縁と炉蓋用の板を見せてもらう。炉縁のほうは材で見せてもらうつもりだったが、もう組みあがって完成品の状態だった。材料は茶室の地板に使ったのと同じ木からとった松材で、いまはまだ白っぽいが、これから色の変化が楽しめるだろうとのこと。さっぱりとしていい感じ、茶室の雰囲気にぴったりで即オーケー。
炉蓋のほうもやはり地板と共材。50センチ×1.5メートルくらいの大きさの板のどの部分を使うか(炉蓋の大きさは約42センチ角)、木目を見ながら考える。少し悩んだが、結局斜めに木目が走った動きのある部分を選ぶことにし、Nさんとの打合せはこれで終了。出来上がりが楽しみだ。

次はダイニングテーブルとベンチ。天板にする足場板が現場に12枚届いていて、その中からテーブル用の4枚とベンチ用の2枚を選ぶ。足場板は女房がこだわっている材料なので、ここは彼女がメインで決めていった。
汚れや傷みの状態を見ながらまずどの板を使うかを決め、次にどの順番で並べるかを決める。足場板は長年の使用で反ったり曲がったりしており、うまく組み合わせないと隙間が開いたりするので、何度も並べ替えながら順番を決めた。何度か繰り返すうちに納まりのいい順序が見つかり、これも決定。

次は居間の物干し用のフック(雨の日用)や茶室の掛け軸を掛ける釘など、コンクリートの躯体に打ち込むものの位置確認。床の間の釘は実際に掛け軸を掛けてみていい位置を決める。

最後は昨日Oさんから送られてきた茶室の建具(障子とにじり口の戸)の図面のチェック結果を確認したあと、細かな確認をして終了。結局午後3時近くまでかかってしまった。キッチンの納まりに図面と異なるところがあったので、それはOさんにやり直してもらうことになった。

そうこうしている間にも空調屋さんがきてエアコンを取り付けたり、AEGのオーブンと食洗機が届いたりと今日の現場はとても活気があった。他にも左官屋さん、大工さん、塗装屋さんなど、目の前でどんどん作業が進んでいく。おかげでOさんはてんてこまいだったが、職人さんたちが働いているのを見るのは浮き浮きとさせられてなかなかいいものだ。
最後に記録の写真だけ撮らせてもらい、Oさんにまかせてわれわれは退散。あとは一週間後の完成を待つだけである。
最後の現場打合せ_d0228484_1143053.jpg
追い込み中の現場。職人さんがいっぱい

# by tomandkaro | 2012-03-03 19:00 | 工事