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マンション購入とリノベーションの記録
by tomandkaro
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最後の最後に
引渡しの日。

前回の検査でやり直しになった塗装がちゃんと出来上がっているかを確かめないといけないので、仕事は午後休みをとり現場へ。どんなふうに仕上がっているのか、少し楽しみにして足を踏み入れたのだったが…。
どういう訳かキッチン部分の家具に塗られた形跡がない。よく見ると本棚と茶室の収納は確かに塗られているのだが、洗面とトイレも、この前は付いていなかった木製の引き戸も、色が薄いままなのだ。現場はもう作業が終わっている様子で、クリーニングの職人さんたちがあちこちを掃除している。まさかこれで出来上がりのつもりなのではないだろうかと急に不安になってくるが、もしかしたら昨日終わらなかったので、引渡し後の今晩残りを塗る段取りかもしれないし、などととりあえずはよいほうに考えて、そのほかの部分の出来映えをチェックする。

しばらくするとOさんが現場に到着。早速尋ねてみる。
「キッチンや洗面の家具が塗られていないのですが、これから塗るのでしょうか?」
それを聞いたOさん、「え?」という表情。
聞いてみるとどういう訳か本棚と茶室以外は塗らなくていいと思っていたらしいのだ。

ここからが大変である。Oさんに塗装はすべて2度塗りしてもらうように伝え、塗料や職人の手配をしてもらった。Hに電話するとすぐに社長に連絡してくれ、とにかく何としてでも今晩中に塗装の作業を終わらせるよう話してくれたようだ。

そんな混乱の中、Hも現場にやってきて、とりあえず夜7時から約束どおり引渡しの手続き(そんな場合じゃないという気もしたが、引越を明日に控えてそうも言っていられないので…)。工務店側は社長とOさんが立会い。

まずは前回の指摘事項が直っているかどうかをひとつひとつ確認。同時に今日私がチェックして気づいた点を話し、残工事としてリストアップしてもらう。

それが終わると工事費の増減確認。工務店からは前もって追加項目のリストが出されていて、それをHが確認と査定してくれている。さらにHが見積書をチェックし、減になっている項目(見積書にはあるが実施しなかった項目や施主支給にした項目)をリストアップしてくれていて、その一覧がHから工務店側に渡された。本棚の高さ間違いの件については、本棚をつくる手間代分を割り引いてもらうようにHにリストアップしてもらっている。

最後に引渡しの書類に調印。工務店が用意してくれた書類2部にサインして、工務店とわれわれそれぞれが保管する。同時に貸していた家の鍵を返却してもらった。(今晩も工事が続くので、借用書を書いてもらってすぐにまたOさんに貸したのだが)

これで手続きはすべて終了。社長とOさんに残りの塗装工事を何とかきちんと終わらせてもらうようお願いして、今日は解散となった。

ほんとうにあと一息。とにかくがんばって終わらせてもらうしかない。
by tomandkaro | 2012-03-16 19:00 | 工事
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